毎年夏になると、下校時の暑さ・熱中症対策に悩まされます。
小学校の下校時間は14~15時ごろが多く、1日のうちで最も暑い時間帯。そんな中歩いて帰ってくる子どものため、どうにか暑さを軽減できないかと考えいろいろと試しました。
今回は小学生の子どもに活用中の暑さ対策を、効果が高くオススメだと思う順にご紹介します。
日傘
一番のオススメは直射日光を遮り、風を通す日傘!わが家では小学1年生から持たせています。
小学校によっては原則禁止にしている学校もあるそうですが、近年ではその効果の高さから見直す動きがみられます。うちの子が通う小学校は決まりがなく自由、県内の別の小学校では必携になっているところも。
子ども自身も慣れてくると「日傘は絶対にあった方が良い」と、夏の下校時は毎日使っています。
ただ傘がズレると濡れる雨傘と違い、最初は「日差しを遮る」使い方が難しいようでした。さらに小学生あるある、傘すぐ壊す、によって最初の1本はすぐに壊してしまったりも。。
最初のうち(特に低学年)は、大人と一緒に使ってみるなどある程度練習は必要かな、と思います。
うちの子はこちらのシルバーコーティングの晴雨兼用を使用しています。
大人には「銀行員の日傘」がコスパ良くオススメ!
ランドセルメッシュパッド
次にオススメなのは、ランドセルの背中部分に風を通すランドセルのメッシュパッド。ただでさえ重たいランドセルが、夏は汗で蒸れて余計に暑い、、という自分自身の体験を元に購入しました。
肝心の子どもの感想は「よく分からないけど、ないよりはマシかも?」という程度。劇的に涼しくなるというわけではないようです。それでもマシな気がすること、あっても邪魔ではないとのことで、気温が上がってくる6月から10月ごろまで使っています。
涼らくマスク
いわゆるスポーツマスクのような、布製の下が開いてるタイプのマスクです。
マスクの着用は自由になり、また熱中症の危険が高まるため子どもが使用する必要は特にありません。ただわが家の場合、将棋の対局時にはマスクを使っています。
楽天にしかないのですが、フクシンの「涼らくマスク」が夏でも快適、子ども用サイズもあり、丈夫で長く使えてオススメです。
下が開いている分、呼吸がものすごくラク!さらに涼しく感じる素材を使用しているので、肌に触れるとサラサラひんやり気持ち良く使えます。ちなみに冬場はメガネが曇らないので、そういった意味でもオススメです。
下が開いているため感染対策としては効果が低く、給食当番などで使用するのには向かないのでご注意ください。
塩タブレット
熱中症を予防するには水分補給に加え適度な塩分も必要です。そのため熱中症警戒アラートが出ると、下校時に塩タブレットを配る小学校もあるほど。
一方で激しいスポーツをしない小学生の場合、塩分は給食で十分補える、とも言われています。教室にはクーラーがついており、暑すぎる日は外遊びも禁止されるのでそこまで汗をかかないこともあるようです。
子どもの通う小学校では塩タブレットを配られることもなければ禁止もされていないので、念のため個包装の塩分チャージタブレッツをランドセルへ入れています。
うちの子の場合、1・2年生の夏では600mlの水筒が空になるかどうか程度だったこともあり、塩タブレットは帰宅後に1粒食べるペースが合っていました。
アイスリング(クールリング)
最後は、水で冷やすだけで簡単に冷たさがキープできるアイスリング(クールリング、ネッククーラー)。クールタオルも同様ですが、このタイプの商品は効果があるものの子どもが自分で管理できないのが難点です。またタオルタイプは湿った状態が続くため、だんだんと臭くなってくるということも。
わが家の低学年男子はグネグネ遊んでしまいダメでしたが、高学年や自分でしっかり管理ができる子なら使えると思います。また下校時に迎えに行く場面など、大人が管理できる状況でスポット的に使うには便利でした。
(リンク先は実際の購入品ではなく参考商品です)
冷感スプレーは要注意
スプレーすると冷たくなる冷感スプレーやハッカやミント系のグッズも人気ですが、実は熱中症対策としては逆効果。使い方によっては体に熱がこもり危険である、と注意喚起がされています。
冷感グッズはメントールの効果でスーッと「冷たく感じる」だけで、実際に体の温度が下がるわけではありません。脳だけが体温が下がっていると勘違いしている状態になることで、汗が引き体温は下がらないままになってしまうのです。
そのため「体温が下がらない」タイプの冷感グッズを子どもに持たせるのは控えた方が良いでしょう。
まとめ
小学生の下校で使える、わが家が実際に使用したグッズをご紹介しました。
あまりの暑さに無理は厳禁ですが、小学校への登下校はどうしても外を歩く必要があります。年齢や性格によって個人差があるとは思いますが、お子さんに合った暑さ対策の参考にしてみてください。