私は帽子が苦手で、夏にかぶっていると頭が蒸れて余計に暑くなってしまいます。子どもが小さい頃は手がふさがるので傘は控えていましたが、小学生ともなれば大丈夫!というわけで、昨年日傘デビューしました!
今回は「銀行員の日傘」を、ワンシーズン使用した感想とレビューについて書きます。あまりの良さに折りたたみも追加購入、3,000円以下で買える日傘の中では一番のオススメですよ。
2024/04/11 折りたたみの使用感を「壊れやすいかも?」へ追記しました。
「銀行員の日傘」とは?コンセプトと性能
ちょっと個性的な商品名「銀行員の日傘」。その名の通り銀行の営業マンの為に開発、商品化されました。シンプルな銀色の無地で男性にも使いやすく、プレゼントにもオススメな日傘です。
遮光率99.99%以上とUV99.9%カット
強い日差しを遮る遮光率99.99%以上と、安心のUV99.9%カット!表地は日差しを跳ね返すシルバーコーティング、裏地は照り返しを吸収してくれる黒色。この生地により遮光と遮熱を実現、体感温度を4~7℃も下げてくれるというわけです。
晴雨兼用
使いやすい晴雨兼用、そのため夏のお出かけはこれ1本でOK。突然の雨にも対応できて便利ですよ。個人的には、うっかり水をかけられることも多い子どもの水遊びの付き添いでも重宝しています。
Waterfrontは傘で有名な日本の企業
この傘を作っているのは日本の企業、Waterfront(ウォーターフロント)です。社名を聞くことはあまりないかもしれませんが、ロゴを見ると「見たことある!」傘のメーカー。実は私が愛用している雨傘もウォーターフロントの商品でした。デザイン豊富で安いのに丈夫で長持ち、雨傘はもう10年近く使っています。
使い始めたきっかけと感想
「銀行員の日傘」購入のきっかけ
もともと折りたたみの晴雨兼用傘は持っており、外出時はそちらを使用していました。しかし昨今のありえないくらいの猛暑、35℃超えの屋外では役にたたず。。子どもが生まれてからは使わなくなってしまいました。
それから子どもが小学生になり、家のすぐ近くまで徒歩で迎えに行くことが増えます。曲がり角まではほんの数十メートルなのですが、焼ける熱さ。。そんな時に借りたゴルフ用のシルバーの日傘が、驚くほど涼しかったのです!
そうか性能の差だったのか、と気づき早速購入しようと検索するも・・・高性能な日傘の相場は1万円以上。しかも、ゴルフ用は持ち手が「I」の字なんです。うーむ、安くて良いものはないか、という時に出会ったのがこの「銀行員の日傘」でした。
「銀行員の日傘」そのコスパの良さと、男女ともに使えるデザインから人気商品。売り切れの在庫が回復したタイミングで、やっと入手できました。
「銀行員の日傘」を使用した感想
使用した感想は「全然違う・・・!」、とても驚きました。日差しが当たらないだけで焼ける熱さがなく、とてもラクになります。体感温度マイナス17℃のキャッチコピーは大げさではなく、本当に涼しく感じるんです。短時間の移動でも、ないと困る、むしろ外に出た瞬間から必要なほど。
まさに持ち歩く日陰。手に物を持つのが億劫だったのに、すっかり夏の必需品となりました。
「銀行員の日傘 長傘」のメリット
高性能なのに安くてコスパが良い
遮光とUVカット、遮熱もしてくれる性能のおかげで、真夏の屋外でのツラさをぐっと和らげてくれます。それなのに定価は2,200円!同じような性能の傘は5,000円以上するものなので、かなりコストパフォーマンスに優れていると言えます。
丈夫で開閉しやすく使いやすい長傘
長傘タイプはコンパクトにはなりませんが、その分開閉がとてもスムーズに行えます。折りたたむポイントがないので風にも強く、軽いのに丈夫で安定感のある形です。ハンドルは、持ちやすく腕にかけられるJタイプ。傘を留める部分もスナップボタンなので、マジックテープよりも長持ちします。
女性はもちろん男性にもオススメデザイン
飾りのないシンプルなデザインで、男性にぜひともオススメしたい日傘です。軽くて丈夫なので女性でも扱いやすく、大きさも使っていて気になりません。男女兼用で使えることから、家族や会社での共用にもしやすい日傘ですよ。
口コミから見たデメリット
私自身は日傘の悪い点を全く感じていないのですが、使用感は人それぞれ。口コミにはマイナス要素もあったので、デメリットとしてご紹介します。
シルバーコーティングがまぶしい
「シルバーコーティングがまぶしい」という意見が、行列などで後ろになった人からあるようです。確かに、使っている本人は気にならない要素ですよね。。
シルバーコーティングが日光を反射するからこそ、日傘としての効果が高い反面、すぐ近くに人がたくさんいる状況では迷惑になってしまいます。私もこの口コミを見てからは、人込みになるような場所では使わない、周囲に気を遣う、など心掛けています。
開閉がジャンプ式(ワンタッチ式)ではない
ジャンプ式とは、手元のボタンを押すとバネの力によりパッと傘が開くタイプのことです。対して、こちらの銀行員の日傘は手動式、自分の手で押して開きます。ジャンプ式の方が早くカンタンに傘を開けますので、現在では多くの傘に採用されていますね。そのため、口コミでは手動式であることをマイナスに感じる方もおられるようでした。
私も雨傘はジャンプ式を使用していたので、実際に使うまで手動式はどうかな~?と気になっていたポイントでした。小さい頃、手動式の金属部分が痛くて苦手だったんですよね。しかしこの銀行員の日傘は、押す部分がプラスチックのカバーで覆われており指先が痛くなりません。またとてもスムーズに動くので、今では開閉の手間を感じることもなくごく自然に使用できています。
手動でスピードを調整し邪魔にならないようススッと開閉できる点が、今ではすっかりお気に入りポイントとなりました。
「銀行員の日傘」折りたたみも買いました!
昨年、普通の傘の形である「長傘タイプ」を使ってとても良かったので、すぐに折りたたみも買う予定でした。しかしさすがは人気商品、売り切れているところがほとんど。。あっても、定価よりもだいぶ高いお値段だったり。
今シーズンこそ売り切れる前に!と購入しました。
「銀行員の日傘 折りたたみ」のメリット
性能も親骨サイズも変わらず折りたためる
折りたたみタイプの基本的な性能は長傘と変わらず、遮光遮熱UVカット。日差しに対する使用感も同じように良く、日差しをカットし体感温度を下げてくれます。
広げた時の大きさも長傘と同じ親骨60cmなので、大きさに不便を感じることもありません。そしてお値段2,200円の高コスパ。
さらに折りたたんでカバンに入れられるので、傘を忘れてしまう心配もなく手もふさがりません。また雨が降るのか微妙なお天気でも、念のために傘を持っておけます。
折りたたみタイプのデメリット
折りたたみタイプは、長傘の性能そのままに折りたたむ機能をプラスしてあります。そのため比べるとどうしても不便な点があり、レビューが長傘より少し良くないようでした。
畳むのに時間がかかる
晴雨兼用で高性能なため雨傘より生地が厚く、折りたたむのに時間がかかる傾向にあります。確かにシワになりやすいというか、しっかり伸ばして整えながらたたむのでちょっと手間だな、と感じました。
畳んでも大きい
最近のコンパクトな日傘は本当に小さくて軽いですよね。折りたたんだ状態でのサイズは、縦26.5cm×直径4.3cm。コンパクトタイプと比べると大きく感じられてしまうと思います。
それでも、あまりの猛暑にコンパクトさを捨ててでもこの性能が必要、、!と考え購入しました。実際手にとってみると確かに大きい方ですが、広げた時に体をすっぽりと覆ってくれるので涼しく、個人的には性能を重視して良かったと思います。
壊れやすいかも?
風に弱い、壊れやすい、という悪い口コミも見かけました。長傘と比較してみても折りたためる分、強度に多少不安があります。一般的な使用状況で壊れることはありませんでしたが、風を受けると確かに長傘よりも弱そうだな、と感じています。
ワンシーズン使用した感想としては、折りたたんだ時に山折りになる部分のコーティングが剥げてしまいがちだと感じました。
画像中央のシルバーが剥げて黒く見える部分は、裏側から見ると光が透けてしまいます。折りたたんで収納する際に擦れてしまうため、長傘と比べてどうしてもコーティングが取れやすいようです。
とはいえ画像のように黒くなってしまったのは全体で2か所程度だったので、ワンシーンでこれくらいなら値段相応と言えるかもしれません。
まとめ*長傘と折りたたみ、それぞれ良い
「銀行員の日傘」の長傘と折りたたみを比較してみると、使用感や耐久性は長傘の方が良かったので基本的には長傘をメインとして使っています。長傘の方が開閉がスムーズで持ちやすく、風にも強い構造だからです。
それでも「折りたたんでカバンに収納できる」メリットは大きく、状況によって折りたたみはとても重宝します。車移動なら長傘ですが、徒歩や電車・バス移動だと折りたたんでカバンに収納できる方が忘れる心配もありません。
実際、私は徒歩で行く病院に傘を忘れてしまうことが多かったので、折りたたみが欲しくなり購入しました。また子連れでリュックで出かけるような場面でも、天候にかかわらず持ち運びやすいというのも便利です。
どちらを買うか悩まれている場合は、使いたい状況や移動手段によって選んでみてくださいね。もちろん、両方買って使い分けるのが一番のオススメです!
「銀行員の日傘」子ども用があったらいいのにな
「銀行員の日傘」は、長傘と折りたたみ傘の2タイプのみ、サイズもワンサイズです。とても個人的な要望になるのですが、「子ども用」もぜひとも発売して欲しい!!ということ。
35℃を超える猛暑日には、わが家の子どもも登下校に日傘を使っています。小学生の下校時間って、ちょうど暑い時間帯なんですよね。でも子ども用の日傘ってかわいいデザインが多く、性能重視なシルバーコーティングとなるとほとんどありません。。
ちなみにやっと見つけて購入したのがこちらです。低学年の子にはやや大き目ですが、使い勝手良いですよ。
銀行員の日傘の子ども用、サイズ違いで生産すると安くするのが難しいとは思うので、キッズでワンサイズ、傘の先端(つゆさき)が丸い、というだけでも十分です。シンプルで男女とも使えますし、むしろ学校推奨なデザイン、ぜひ発売してもらいたいなぁと願っています。