育児では何かとワルモノにされがちなスマートフォン。「親がラクするな」とか「子どもに悪影響」とまで言われています。そのためスマホやタブレットを禁止にしているご家庭もありますよね。そんなスマホ、わが家では子どもが2歳の時から活用してきました。
もちろん、子どもの年齢や性格によってはルールを守るのが難しかったり、突発的な行動をしてしまうこともあります。なので、お子さんの様子によって一律禁止も有効な手立てだと思います。
今回はあくまで”うちの子の場合はこうした利用法が合っている”という体験談と、小学2年生現在の結果論です。このルールや活用法が、どのお子さんにも効果的というわけではない、ということをご了承ください。
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スマホを禁止しない理由*いずれ使うものだから
わが家が子どものスマホ使用を禁止しない一番の理由は「生活と切り離せない存在であり、大人になっても使うから」。スマホやタブレット、パソコンは現代の生活になくてはならないツールです。
小学校でもタブレット教育がスタートしたように、これから先もデバイスの形は進化してもずっと付き合うことになるでしょう。だったら、お家でも教育の一環としてスマホを上手に活用していこう!と考えました。
そもそも、スマホやタブレットは本来とても便利な機械です。スマホはハサミや包丁のように、使い方ひとつで便利にも危険にもなる存在なのではないでしょうか。「大切なのは正しい使い方・付き合い方」と考えています。
話を素直に聞いてくれる年齢のうちに使い始めたかった!
そしてなにより、スマホやゲームは「話を素直に聞いてくれる年齢」のうちに使い始めたかったのです。反抗期はもとより、親よりも友達と遊ぶ方が楽しい年齢になってしまう前のほうが、親と過ごす時間が長く話も聞いてくれます。
ただ視力への影響は心配だったので、2歳まではスマホやタブレットは見せないようにしていました。2歳を過ぎると話しがある程度通じるようになるので、ちょうど良いかな?と古いスマホを子ども用にしました。
シンプルなルール
・時間を守る
スマホのタイマーで10分や20分など、年齢や使用場面に応じて設定。タイマーが鳴ってすぐにやめるのではなく、「タイマーが鳴って以降キリの良いところまで」としました。「キリが良いところ」は、一緒にゲームを見て判断します。クリアやゲームオーバーした時点や、時間制限のないパズル系だとクリアできなくてもあと5分で強制終了など、アプリによって決めておくこともありました。
・やるべきことを先にやる
小さい頃は手洗いや歯磨きといった生活面のやるべきこと、小学生になってからは宿題や習い事の練習が優先です。
・ルールを破ったらしばらく禁止
時間を守れなかったり、早くゲームをしようと宿題をいい加減にした時はしばらくスマホやゲームは禁止になります。注意された回数や頻度、破った事の大きさに応じて禁止期間は変えていました。
スマホのアプリゲームは2歳から
スマートフォンのアプリゲームは2歳から使い始めました。教育ツールとして一緒に使うこともありますが、主にワンオペ育児の補助としての活用です。わが家は核家族で頼れる身内は近くにおらず、夫は長時間労働。大人一人では料理をするタイミングなど、どうしても子どもを見られない時間は発生します。その時間を使って知育ができるなら、一石二鳥!というわけです。
2歳でもルールを理解できる!
2歳でもちゃんとルールを理解し、守ろうとします。タイマーを使うのも効果的でした。とはいえ、どうしてもやりたいのー!と泣いてしまうような場面だってありますし、そこは2歳児。それも含め「ルールを守る練習」「スマホと上手に付き合う練習」になります。
アプリは知育・パズル系メイン
アプリは幼児用のものや、パズル系を使っていました。
以下は2~5歳で実際に利用していた無料アプリです。現在は他にも良さそうなアプリがたくさんありますが、こんなゲームをしていた、という参考に載せておきますね。
あそびタッチ
たのしい!ひらがな&カタカナ
ラインパズル
マージプラス(マージプラス2)
注意していたこと
事前に内容と表示される広告をチェックしておく
無料アプリの場合、広告が表示されるものがほとんど。多くの広告は問題ないのですが、たまにバイオレンス系ゲームなどの広告が表示されてしまうこともありました。そのため、保護者が事前にゲームをプレイし内容だけでなく、表示される広告内容もチェックしておくと安心できます。
中にはどうしてもアダルトやバイオレンス系のゲームばかり広告で流れるアプリもあり、「このゲームは怖い広告が流れるから、大きくなってからにしようね」と説明して諦めたアプリも。また広告は入れ替わるので、インストール後も時々チェックしてあげてください。
極力外ではやらない
一人っ子ということもあり、外出時に目を離す場面はまずありませんでした。病院の待ち時間などでも一緒に絵本を読んだり出来るので、スマホアプリの出番はありません。「待つ」練習も必要だと思うので、目をかけられる時は使わないよう心掛けていました。
また年配の方に「かわいいね」「なんさい?」など声をかけていただくことが多い場面では、スマホ育児は印象が良くないので控えるようにしていました。
YouTubeはスマホで見せない
YouTubeは良い動画も多い反面、おすすめ動画によってキリがなく見たがってしまいがちです。また保護者が事前にチェックするのも難しいので、あまり見せないようにしていました。
YouTubeを見る場合は、テレビやパソコンなど大きな画面で、保護者も見えるように気をつけています。ちなみに子どもは電車が好きなので、鉄道系ライブカメラをよく見せていました。
現在:アプリゲームはほとんどしていない
小学生現在、意外にもアプリゲームはほとんどしなくなりました。将棋の対局アプリと、クロッシーロードという単純な操作ゲームくらい。クロッシーロードは外での待ち時間にたまにやっています。他には雨雲レーダーがお気に入りで、雨が降っている日などはよく眺めています。
知育系アプリやシンプルなゲームがメインだったことと、switchの方がゲームとして複雑で面白いのでスマホは「ツール」「暇つぶし」という枠に収まったようです。ただしこれから成長するにつれ、SNSなど他の使い方も増えてきます。その時にも依存しすぎない付き合い方が出来ればいいな、と思います。
スマホ育児の後悔は?視力と今後の心配点
現時点でスマホ育児の後悔はなく、ゲームとも上手に付き合えているな、と感じています。学力面の問題もなく、公立小学校のテストのレベルで基本的には満点をとれているのでスマホによる影響もなさそうです。
ただし、就学前検診にて視力がC(0.3~0.6)と判明。。その後も回復せず、必要な場合に備えてメガネを購入しました。現代の子どもは視力が低下しがちとはいえ、少し早すぎるメガネデビュー、スマホやゲームの影響でしょうか?
とはいえ、同じようにゲームをして育ったお友達の中には視力が良い子もいます。また息子の場合は読書が好きで「本を読むとき自分の影で暗くなりがち」なので、そのせいでは、とも感じています。
ハッキリとした因果関係は分かりませんが、ゲーム後は遠くを見るようにするなど習慣を少し見直しました。
次のステップ「スマホ」を連絡手段として活用していきたい!
次のステップとしては、スマホの通話やメール、メッセージアプリなど連絡手段として活用していくことです。これから成長するにつれ大人との別行動も増えるので、連絡手段があれば何かと安心できます。またキャッシュレス決済やインターネット利用など、少しずつ子ども一人で出来ることを増やしていくのが目標です。
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