わが家では2歳からスマートフォンのアプリ、5歳からswitchのゲームをしています。なぜ全面禁止しないのか、メリットやデメリット、小学生になって勉強は大丈夫なのか。今回は5歳からゲームを始めた子どもの、現時点での様子やルールをまとめました。
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今回はあくまで『うちの子の場合はこうした利用法が合っている』という体験談と、小学2年生現在の結果論です。このルールや活用法が、どのお子さんにも効果的というわけではない、ということをご了承ください。
2023/11/6 「ゲーム時間はどれくらい?毎日やってる?」をまとめ直しました。
ゲームを禁止しない理由*娯楽の一つとして楽しんでほしい
ゲームはスマホと違い、生活に必要なツールではありません。実際、ゲーム機のないご家庭もありますし、ゲームをしなくても困ることもないと言えます。
ただ私自身、ゲームボーイやスーパーファミコン、プレイステーションといったゲームで遊んで育ちました。ポケモンは初代の世代、当時の思い出もたくさんあります。もちろん遊ぶ日や時間などの制限はありましたし、持っているソフトも少ない方でした。でもだからこそ、娯楽としてのゲームの魅力も知っています。
そもそも、ゲームを禁止されていた反動で大人になってからゲーム漬けだとか、反対にゲームをして育ったけど大人になったらそんなしなくなった、とか、結局は人それぞれ。周りを見ても、本人の性格と他の趣味によって成長後の結果は大きく異なっています。禁止したからといって頭が良くなるわけでもないし、だったら「ゲームとは上手に付き合って楽しんでほしい!」という思いがあるからです。
話を素直に聞いてくれる年齢のうちに使い始めたかった!
そしてなにより、スマホやゲームは「話を素直に聞いてくれる年齢」のうちに使い始めたかったのです。反抗期はもとより、親よりも友達と遊ぶ方が楽しい年齢になってしまう前のほうが、親と過ごす時間が長く話も聞いてくれます。
シンプルなルール
ルールはシンプルに決めました。
時間を守る
ゲームは基本的に30分です。ただゲームによってはすぐに止められないものもあるので、前もってタイミングを相談したり、その時に提案します。例えば桃鉄なら30分前後で様子をみて、次の決算まで良いよ、という感じです。
やるべきことを先にやる
小さい頃は手洗いや歯磨きといった生活面のやるべきこと、小学生になってからは宿題や習い事の練習が優先です。
ゲーム機は持ち出し禁止
switchは持ち運びできますが、基本的に持ち出し禁止で据え置き機として扱っています。また帰省の際も持って帰りません。(例外として、年末にいとことゲーム大会をする時には持って帰ります。)
ルールを破ったらしばらく禁止
時間を守れなかったり、早くゲームをしようと宿題をいい加減にした時はしばらくゲームは禁止になります。注意された回数や頻度、破った事の大きさに応じて禁止期間は変わります。
家庭用ゲーム機は5歳から
家庭用のテレビゲーム機、わが家の場合は任天堂switch、を始めたのは5歳前の年中でした。これは完全に私の趣味で、どうぶつの森が発売されたからです。どうぶつの森は子どもでも楽しめる内容なので、一緒に始めました。その後はマリオカートやボンバーマン、桃太郎電鉄など他のゲームでも遊んでいます。遊ぶ時には必ず「大人と一緒」か「テレビ画面でプレイする」ことで大人の目が届くようにしました。
ゲーム時間はどれくらい?毎日やってる?
ゲーム時間はswitchの見守り機能を使わず、時計で終了時間がいつなのか宣言してからスタートするシステムです。時計の勉強にもなって良かったですよ。小さい頃はうっかり時間が過ぎてしまうことも多かったので、防止にアラームもセットしておきました。
ゲームの頻度については、年齢によって「毎日OK」から「休日のみ」と模索した結果をまとめました。
年中~年長(5~6歳)
幼稚園の頃は降園時間が早く、時間があったので毎日1日30分ゲームOKとしていました。ゲームを買ったばかりで目新しく、ある程度楽しむのには時間が必要というのも理由です。振り返ってみると、ゲームをきっかけに興味が広がることも多く良かったと思います。
小学1年生(6~7歳)
休日30分、平日は宿題後時間があれば30分、というルールでした。下校時刻が遅い日もあることと、放課後は公園へ遊びにいくこともあるので全くしない週もあれば、ほぼ毎日ゲームの週もあります。2学期に入ってしばらくして、後述の「ゲーム禁止事件」が起こり半年禁止になりました。
今思うと、小学校入学のタイミングで「ゲームは原則休日のみ」にすれば良かったと反省しています。環境が大きく変わり、宿題も出るため放課後は体力や時間の余裕がなくなってしまうからです。「環境が変わり学校生活を頑張っているからこそ、息抜きにゲームをさせてあげたい」とのバランスが難しい時期でした。
子ども自身、ゲームを禁止にされたことは悲しんでいましたが、時間に余裕が出来てゆっくりテレビを見たり、ぼーっと過ごせるようになったのは良かったようです。
小学2年生(7~8歳)
2年生になり、半年禁止していたゲームを解禁しました。最初は以前の「休日30分、平日は宿題後時間があれば30分」で再開したものの、平日の放課後は時間がなくなりがちに。。最終的には「休日30~60分」というルールへ落ち着きました。30分としていますが、ゲームのキリの良さを優先して決めるので60分近いこともあります。(例えば、マリオカートだとレース数で決めています)
2年生になると1年生の頃よりも下校時刻がやや遅い日が多くなりました。そのため平日は最初からゲームを禁止しておくことで、時間に余裕が出来て良かったです。それでも、たまにある下校がすごく早い日には特別にゲームをすることもあります。わが家では「平日のゲームは特別」とするのが合っているようです。
ゲーム半年禁止事件!
ルールを守らず禁止令を出したことは何度もあります。違反内容としては時間になってもキリの良いとこで止めずに、しれっと続けているパターンが多かったです。その場合は都度ルールを確認し話し合いながらも、次からタイマーの終了と同時に有無を言わさず強制終了にしたり、翌1日~1週間ゲーム禁止にするなどの措置をとってきました。
最長は小学生になってからの半年禁止事件でした。1年生ともなると、自分でルールを守る必要性は理解しており時間は守れるように。キリの良いタイミングの提案やオマケ時間追加の交渉もするようになり、ゲームとうまく付き合っている、と思っていました。
が、「やるべきこと」をさっさといい加減に終わらてしまうことが頻繁に起こるようになってしまいます。。もちろん気持ちは分かるので、話し合ったり注意したり。しかし決定打となったのはピアノの練習でした。ピアノはやめた理由でも書きましたが、毎日の練習が大変、でもやめたくない!というのが本人の希望でした。
私としては練習に付き合うのは大変、でも頑張りたいというのを無理にやめさせるのも、と続けてきたものの。2学期ごろから、「ゲームを早くやりたい」が為に、ピアノの練習がどんどん手抜きに。こうなると「ピアノかゲーム、どちらかをやめなさい!」となるわけです。結局、それでも両方やるといい加減な練習が続き、とうとうゲームを強制的に無期限禁止にしました。
その後は結局ピアノを辞め、ゲームから離れた生活をし、2年生になってしばらくしたタイミングで話し合い解禁しました。
現在:ゲーム以外の趣味や読書も楽しんでいます
まだ小学2年生現在ではありますが、いわゆる「ゲームの悪影響」は感じていません。むしろ自分をコントロールしたり、時間をうまく使う練習になっているんじゃないかな、と思います。
依存していない
今でもたまに「やるべきこと」をいい加減に終わらせてしまうこともありますが、ゲームに依存はしていません。ゲーム以外の趣味(将棋)や読書もしています。もともと様々なことに興味を持つタイプなので、ゲーム以外の時間も何かしらやることがある性格なのかもしれません。
学力に問題はない
学力面でも問題なく、公立小学校のテストレベルなら基本的には満点をとれています。むしろゲームで知ったことをきっかけに本を借りてくるなど、良い影響を受けていると言えます。
勉強時間を圧迫するほどハマってしまうと悪影響ですが、程よく付き合うことで息抜きにもなっているようです。
後悔は?今後の心配点は?
後悔はないが視力は悪い
現時点で後悔はなく、ゲームとも上手に付き合えているな、と感じています。ただし、就学前検診にて視力がC(0.3~0.6)と判明。。その後も回復せず、必要な場合に備えてメガネを購入しました。現代の子どもは視力が低下しがちとはいえ、少し早すぎるメガネデビュー、スマホやゲームの影響でしょうか?
とはいえ、同じようにゲームをして育ったお友達の中には視力が良い子もいます。また息子の場合は読書が好きで「本を読むとき自分の影で暗くなりがち」なので、そのせいでは、とも感じています。ハッキリとした因果関係は分かりませんが、ゲーム後は遠くを見るようにするなど習慣を少し見直しました。
オンラインゲームと上手く付き合えるか心配
今後の心配点としては、オンラインゲームやネトゲと出会った時にどうなるかな?という点です。現在は一人でも完結するゲームをしていますが、フレンドとボイスチャットしながら協力するタイプのゲームは自分の都合だけでプレイできません。その結果、長時間プレイや無理な課金、人間関係のトラブルにつながるといった問題があります。
さらにこういったゲームをするようになる時期は反抗期と重なりがちなため、保護者の介入がどこまでできるかという不安も。
もちろん人と協力してゲームをすることで、コミュニケーション能力や調整力が身に付きますし、なにより一人でするゲームよりも世界が広がります。外国の方とのチャットで英語が身に付いた、なんて話も耳にしたことも。子ども本人の趣味や興味がどうなるか次第ですが、もしオンラインゲームをするようになっても、ゲームと上手に付き合ってほしいと思います。
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