冷たさをキープしたまま持ち運べる氷のう「アイスパック」。今回わが家では熱中症対策として中サイズの「ミニアイスパック(150ml)」を購入、とても良かったので小さいサイズも追加購入しました。
この記事では実際に使用した体験談として、小学生の子どもが下校時の暑さ対策として使用した感想をメインにご紹介します。
大人が使用した感想や、追加購入した「ミニアイスパックポケット(70ml)」については、改めて追記していく予定です。
ピーコックのアイスパックとは?
ピーコックのアイスパックは、保冷ホルダーがついたシリコーン製の氷嚢(ひょうのう)です。シリコーン部分に水を入れて冷凍し、ステンレスのホルダーに入れることでミニサイズでも12時間以上も凍ったままキープできる仕組み。
0℃の氷で首などをダイレクトに冷やせるので冷却効果がとても高く、またホルダーのおかげで長い間冷たいまま使うことができます。
アイスパックのサイズ展開
シリコーンタイプのサイズ展開は3種類。
- ミニアイスパックポケット 70ml(ABB-S07)
- ミニアイスパック 150ml(ABB-16)
- アイスパック 295ml(ABB-L30)
またワンサイズですが、通常の氷のうタイプ(ABC-50)500mlもあります。
アイスパックの使い方
シリコーン氷のうに水を入れて凍らせるだけ!持ち運ぶ際はステンレスホルダーに入れます。また凍らせずに、水と氷を入れて使うことも可能。どちらの場合も、水は満水にせず規定量(横から見た時に1cmあけるくらい)までです。
アイスパックのメリット

冷却効果がとても高い
熱中症の予防のポイントは「冷やす」こと。アイスパックは首などの太い血管をサッと冷やす用途に使えるため、熱中症対策として体の熱を取るのに効果的です。
使用しない時は冷たいままキープ
ホルダーに入れておけば、ミニサイズでは最大約16時間も0℃をキープ。暑くなる午後や夕方に使いたい、という場面でも冷たいまま使うことができます。
コンパクトで持ち運びしやすい
魔法瓶タイプのステンレス水筒よりもスリムでコンパクト。持ち運びしやすく、ミニやポケットサイズは子どもが使うのにも扱いやすいサイズです。

結露しにくい
ステンレスホルダーは真空断熱構造。外側は結露しないため、バッグに入れても他の荷物が濡れることもありません。ただしフタはプラスチックなので、少し結露してしまうのが注意点です。
アイスパックのデメリット

立てて凍らせる必要がある
氷のうは「必ず立てて凍らせください」とあるため、冷凍庫に横にして入れることができません。スリムなので大抵の冷凍庫には入りますが、倒れない工夫が必要になる場合もあります。(ポケットサイズにはスタンドが付属します)
手がふさがる
ホルダーも氷のうも、首にかけたりストラップ等は付けられません。暑さ対策として日傘と併用しようとすると、手がふさがってしまいます。
ちなみに取手のついた類似品もいくつかあるのですが、ピーコックの方が消耗品の購入ができてアフターケアも充実していることからアイスパックを選びました。(1950年創業の日本のメーカーというのも安心です)
こちらのリンク先は類似品です。他にもストラップが付けられたり、中身を飲めるというものもありました。
シールのはがれにくさは改善!?
以前の口コミでは「本体のシールがはがれにくい」と不評でしたが、最近はキレイにはがせるという意見が増えてきているました。実際わが家に届いた商品もキレイにはがせたため、最近改良されたのかも?と推測されます。
冷凍ペットボトルと比べると
アイスパックと似たような暑さ対策として、ペットボトルを冷凍して使う方法があります。最近ではペットボトル用の保冷ホルダーが販売されているため、そちらと組み合わせることで更に便利になりました。
ただそれぞれにメリットとデメリットがあり、使う場面や人によって使い分けたり併用するのが良さそう、という印象です。
冷凍ペットボトル
大容量で中身を飲むこともできる、ホルダーの種類が豊富で持ち手付きもある。しかし小さいサイズのホルダーはなく、状況によっては大きすぎる、重たい。
ペットボトルは箱買いで冷凍しておけるので、出番が多い場合にもオススメ。
アイスパック
スリムでコンパクトなので荷物になりにくく、小さな子どもでも使いやすい。だが持ち手がないので手がふさがり、また中身を飲むこともできない(推奨されない)。
水筒とは別で、クーリングアイテムとして持つのにオススメ。
使い始めたきっかけと感想

小学生の下校時の暑さ対策に
夏の暑さは毎シーズン悩まされますが、特に困っているのは小学生の子どもの下校時にどう暑さを対策するかということ。
いろいろなグッズを試しましたが、「子ども本人が管理する」「下校時に使用する」という点で、効果的な冷却方法は見つけられませんでした。
アイスパックは子どもでも使いやすい!
そんな時に出会ったのがピーコックの「アイスパック」。ホルダーで下校時まで冷たさをキープできるし、子ども本人は学校帰りに取り出して使うだけ。
とはいえ使用前は「荷物になって持たなくなるかも?」「溶けたらシリコンで遊んで壊しそう」という心配はありました・・・。
「ミニアイスパック(150ml)」を購入
実際に使ってみると確かに荷物にはなってしまうのですが、圧倒的な冷たさに「すごく良い!!」とのこと。毎日欠かさず持って行き使っています。
下校時まで氷をしっかりキープ
ステンレスホルダーは水筒と同じ仕組み、そのため約7時間後の下校時でもしっかり保冷されています。そこでどれくらい氷が残っていたのか実際に計ってみました。条件をそろえて何度か計るとより正確にはなりますが、目安としては十分だと思います。
- 使用前(朝)氷のう部分の重さを量る
- 使用後、水を捨ててから重さを量る
- 容器の重さを引いて氷の重さを算出
使用前 | 使用後 | 残った氷の割合 | |
7時間後 (ずっとホルダー) | 120g | 107g | 89% |
7時間後に30分使用 1回目 | 120g | 40g | 33% |
7時間後に30分使用 2回目 | 125g | 50g | 40% |
- 気温約30℃の自宅でホルダーに入れたまま置いておくと、約7時間後でも約90%の氷が残っていました。
- 気温約33℃の下校時に30分使用した後の氷の残った量を計ってみても、30~40%は残っていました。
アイスパックを子どもが使う際の注意点

下校時の暑さ対策にオススメ!ですが、子どもが使用するには不便だと感じたことや注意した方が良い点もあります。
自分で引き出せるか確認する
使う際はホルダーから氷のうを引っ張り出しますが、わが家の小4男児は「ちょっと出しにくい」と言っていました。低学年でも使っている口コミがあり、心配するほど固くはないものの、氷のう側に取っ手がないため難しいのかもしれません。取り出し方の確認も兼ねて使用前には確認してみてください。
外で分解しないようにする
氷のう上部には「内ブタ」があり、固定されていません。これはキャップの結露を軽減する効果があるのですが、外のフタを外すと落ちてしまいます。外で分解すると失くしてしまう可能性があるため、注意が必要です。
ホルダーを落とさないよう気を付ける
アイスパックの使用時にはホルダーが不要になりますが、ヒモやストラップを付けられません。そのため氷のうを取り出した後のホルダーは、ランドセルに入れたままや手提げに入れておくのがオススメです。
うちの子はなぜか嫌がるので使用していませんが、ランドセルに後付けするサイドポケットを使うのも便利だと思います。
まとめ*アイスパックは冷却効果が高く熱中症対策に効果的
アイスパックはダイレクトに体を冷やせるので、熱中症対策の強い味方としてオススメでした!
また冷凍ペットボトルと比べてもコンパクトで扱いやすいため、子どもにもピッタリ。ホルダー付きで下校時でもしっかりと冷たいまま使えます。
夏場の通勤通学はもちろん、お出かけにレジャーと幅広く使えるので、ぜひ検討してみてください。