子どもが将棋の勉強で実際に使った本や動画など*1年目

子どものこと

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子どもが本格的に将棋の勉強を始めたのは小学一年生の春~夏ごろなので、ちょうど学年とイコールになります。

色々なサイトやブログを読んで取り入れたものの、性格や好みによって合う勉強法は全く違うため、試行錯誤しました。今回はわが家で実際に使って良かった本や動画を、検討した他の本と合わせてご紹介しますね。

あくまで「うちの子の場合」ですが、どなたかの参考になれば幸いです。

*2年目はこちら

羽生善治の「こども将棋入門」シリーズ

一番最初に買うなら、羽生善治さんの「こども将棋入門」がオススメです。

こども向けの将棋入門書はたくさん出版されているので、最初の一冊は好みで選んでも問題ないと思います。藤井聡太さんファンなら藤井さん監修の本もあります。

ただ、それ以上強くなりたい!と思った時に、羽生さんの本は「序盤」「中盤」「終盤」とシリーズが続くのでステップアップしやすいのがメリットです。

序盤では、戦法と囲いについて詳しく解説されています。

中盤では、形勢判断、戦法ごとの仕掛け方、将棋のテクニックである手筋が解説されています。

終盤では、相手玉への迫り方、囲いの崩し方、詰めろと必至、受け方などが解説されています。

このシリーズは上級者向けの内容を、すべての漢字に読み仮名をふって分かりやすく解説してあるので子ども一人でも読むことができます。また、キャラクター化した可愛い駒のイラストがポイントで、それも子どもにとっては面白いようでした。

かなりのボリュームなので読んだだけではすぐに身に付きませんが、「どうだっけ?」と確認するのに役立っています。息子は半年ほどかけてシリーズを読み、その後は気になるところを振り返って読む使い方が合っているようでした。

こども詰将棋220問

こちらも羽生善治さんの本です。

最初に駒の動かし方やルールといった「詰将棋の基本」の解説も載っています。1手詰めが80問、3手詰め100問、5手詰め40問の合計220問というボリューム。いろんな手数の詰将棋をやりたいタイプだったので、5手詰めまで載っているこちらの本を選びました。

将棋は「詰ませる」ことで勝つことができるため、詰みの勉強になる詰将棋はとても大切な勉強だそうです。詰将棋の本を何度も繰り返し行うことで勝てるようになり、将棋の楽しさをもっと知ることが出来ます。

また対局は時間がかかりますが、詰将棋は短時間でできます。ちょっとした待ち時間にも便利で、病院などへはよく持って行きます。

まずは1手詰めから挑戦したい、という方には中村太地さん監修のシリーズもオススメです。

こども将棋 勝てる手筋がわかる本

「手筋」とは、将棋のすごいテクニックを詰め込んだ格言のようなものです。

手筋を知っていると良い手を増やし悪い手を減らせるのですが、こども向けの解説本はありませんでした。実際読んでみると、将棋教室で見た・聞いたのはこれだったのか!というくらい頻出の手筋でいっぱいです。入門書を読み終え、さらにステップアップしたい!という時に出会いました。

手筋については羽生善治さんの「こども将棋入門 中盤」にも解説されているので、そちらを読んでからでも良いと思います。ですが、わが家では将棋教室でよく聞く言葉を調べるのにちょうど良かったため、中盤よりも先に手筋の本を購入しました。こちらの本も駒をキャラクター化したイラストが可愛く、子どものお気に入りです。

駒落ち定跡

駒落ちとは、将棋におけるハンデのこと。将棋の強さ、つまり棋力(きりょく)に差がある人が対局する場合、強い方が駒の数を減らす「駒落ち」にして将棋を指します。

こちらの本はその駒落ちにおける、最善の駒組や手順である「定跡」の本です。

駒落ちは単なるハンデにとどまらず、その定跡を学ぶことで自然と平手(駒落ちでない普通の対局)で有効な考え方を学ぶことにもつながります。すぐに強くなるような即効性というよりも、将棋の基本を少しずつ身に付けられる、という感じでしょうか。

人数の少ない将棋教室では、昇級の基準として駒落ちでの対局を取り入れているところもあります。息子の通う教室でも、昇級は駒落ちでの対局で判定されます。

注意点としては、こども向けの本ではないこと。読み仮名はなく、イラストや挿絵もありません。また価格も3,080円と他の子供向けの本と比べて高価な点です。そのためわが家が購入したのは将棋教室の4枚落ちに苦戦し始めてからでした。

一方で、「藤井聡太さんが字も読めない年齢の頃、棋譜を頼りに読破した」という伝説の本でもあります。棋譜だけで読み進められるので、合う子にとっては面白く読むことができ、小さい頃から取り入れている方もおられます。

YouTube動画

YouTubeにも将棋関連の動画はたくさんあります。実況動画、解説動画など様々ですが、わが家ではこちらをよく視聴しています。

将棋放浪記

プロ棋士である、藤森哲也さんの「見るだけで将棋が強くなる」チャンネルです。

将棋放浪記YouTubeリンク

「プロ棋士が将棋ウォーズをしたらどうなるんだろう?」をそのまま実践されています。毎回丁寧で分かりやすい解説をしてくださるので、まだ本に載っていないようなマイナーだったり新しい戦法の勉強にもなります。またウォーズ以外にも面白い将棋企画や、話題の対局の解説などもありますよ。

動画内での情報によると、視聴者は初段を目指す級位者が多いそうです。

ゼロから始める将棋研究所

個人で運営されている将棋の解説サイトとチャンネルです。

サイトリンク

YouTubeチャンネルリンク

サイトの方も分かりやすいのですが、子どもに見せづらい広告も表示されてしまうことが多いため主に動画を活用していました。こちらのチャンネルは、読み方のスピードやキャラクターの掛け合いが子どもにちょうど良かったです。

まとめ

通っている将棋教室は対局が中心なので、将棋の勉強方法としては家庭での独学が主です。しかし私を含め、周りに将棋を教えられる人がいないのでこれが最善なのかは分かりません。それでも、対局を楽しみ強くなりたいと続けているので、子どもにとっては良かったのかな、と思います。

息子の場合は動画よりも本で読むほうが身に付きやすいタイプのようで、最近は本を中心に勉強をしています。また他に「ぴよ将棋」「将棋ウォーズ」も活用中です。

本や動画は本当にたくさんあるので、それぞれに合う勉強方法を探してみてくださいね。

また、最近では将棋のオンラインレッスン教室もいくつかあります。中でもまなぶてらすは無料体験もあり、初めてのオンライン教室デビューにちょうど良さそうでした。今後体験したらまた改めて記事にする予定です。

*将棋の勉強2年目に使った本はこちら


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