小学校の個人面談(懇談)は、子どもについての情報交換をする良い機会です。でもせっかく面談の時間をいただいたのに「特に話すことがない」「他の人は何を話しているんだろう」と思ってしまうことも。。
面談が早く終わること自体は失礼ではありません。しかし子どもの性格や先生の方針が共有できていると、何かあった時に保護者との連携もスムーズになるメリットがあります。
そこで今回は「特に相談したいことがない面談」で、実際に話している話題についてまとめました。
個人面談では意外と話すことがない
「個人面談で話すことがない」というと、子どもは優等生で問題のない子に感じるかもしれません。確かに毎日困るようなことはありませんが、担任の先生から電話がかかってきたり、逆にこちらから相談の電話をしたことはあります。
そう、何かトラブルや困ったことがあればお互い電話をするんです。そしてよくある子どもならではのトラブルで済むことが多く、すぐに解決します。
結果的に「何かあれば電話があるし解決もする、後日改めて面談で話すほどのことはない」状態となるのです。(あくまでわが家の、1~2年生時点の話です)
話すことがない個人面談でオススメの話題
面談ではまず、習熟度や授業中の様子といった勉強面のお話をされます。これは多くの面談で定番の流れではないでしょうか。話題がなくなってしまうのはこの後、私は次に紹介するような話をよくします。
- 事前に子どもと相談した話をする
- 子どもが学校についてどう思っているか伝える
- 学校での生活面の様子を聞く
- 家庭で気を付けた方が良いことの確認
- 学校のルールや行事について質問する
- 教室内の絵や作品を撮影させてもらう
それぞれを詳しくご説明します。
事前に子どもと相談した話をする
面談の日程が決まると、まずは子ども本人に「聞いてほしいこと」「伝えてほしいこと」があるか相談します。とはいえ大抵は、すぐに出てきません。それでも当日まで何度か話をしているといくつか浮かんでくるので、面談までにまとめておくようにしています。
授業や勉強に関する話題のこともありますが「頑張っている習い事の話を伝えてほしい」といった、大人からすると大した内容ではないことが多いです。息子の場合はわざわざ学校で言う必要はないけど、「自分はこんなことを頑張っているよ!」と伝えたいようでした。
後日先生から子どもにその話題を振って下さり「嬉しかった」ということもあったので、面談で勉強面の話が終わった後は優先して話題にするようにしています。
子どもが学校についてどう思っているか伝える
こちらも事前に子どもに聞いておく必要がありますが、先生が気を配る参考となるため重要だと感じています。低学年だと答えもシンプルで息子も毎回「楽しい!」しか言いませんが、学校が楽しいと思える現状は大切なので毎回伝えます。
「国語が好き」「給食が美味しい」といった良いことはもちろん、「もっと休憩時間を長くして」など先生に変えようがない話でも、子どもの個性と考えが伝わるポイントになります。また苦手なことやマイナス面なら、気にかけて下さったり声掛けをしてもらえます。
保護者としても面談のたびに改めて子どもに確認することで、学校に対する気持ちの微妙な変化に気づけるきっかけになりオススメです。
学校での生活面の様子を聞く
勉強面は宿題をしている様子や持って帰るプリント、テストの結果からも把握しやすいと感じます。しかし学校での生活面は家庭からではほとんど分かりません。
「授業中の様子」や「友達とコミュニケーションをとれているか」といった、集団生活をする中で子どもがどう行動しているのか?という質問をすると意外な一面があったりして面白いですよ。
ただし「休憩時間の様子」について聞くのはオススメしません。先生は休憩時間に次の準備をされていることが多く、教室内や校庭の様子まで把握されていないからです。
家庭で気を付けた方が良いことの確認
先生からのお話で注意されることがなかった場合は、「家庭で気を付けること」「直した方が良い点」を聞きます。こうすると「大きな問題ではないけど、気になるところ」を教えてくれます。
先生としては子どものちょっとした問題点は伝えにくく、保護者としても大きな問題でなければ様子見で、と思う方もおられるのではないでしょうか。もちろんそれでも良いのですが、私としては知っておきたいという気持ちがあるため、こちらから聞くようにしています。
ただし生活面に多少問題があっても、必ずしも子どもに注意する必要はないと思います。保護者が傾向を知り様子を見る、場合によっては助言する、くらいに心がけています。内容によってはすぐに注意することもありますが、子どもにとって「面談=怒られる」にならないほうが、本音を話してくれやすくなります。
学校のルールや行事について質問する
子どもが1年生の頃は「欠席時に連絡帳は預ける?」「校内行事の際の駐車ルール」といった学校のシステム面について質問していました。入学時の手引に説明されていない学校のルールって、意外とあるんですよね。かといってわざわざ電話して聞くほどでもない、他の保護者もなんとなくしか知らない疑問は、一度きちんと先生に確認しておくと安心できます。
また最近は感染予防や授業日数の確保のため、以前と行事の回数や長さ、授業の有無が前年度からよく変更になります。「運動会は1日中あるのか」「卒業式の日に他の学年は授業があるか」といった行事に関する予定も、面談時に聞くようにしています。
教室内の絵や作品を撮影させてもらう
教室内には児童の書いた絵が掲示されていることが多く、面談が早く終わると「後ろの絵を見てもいいですか?」とお願いをして見せてもらいます。
子どもの通う学校では絵などの平面作品は学年末にまとめて持って帰るため、すぐには見られません。でも本人から「今日こんな絵を描いたよ!」という話を聞くと、どんな作品になったのか早く見たいんですよね。実は幼稚園の時も同じシステムだったため、面談時に教室内の絵を見せてもらっていました。
また作品をきっかけに先生がその時の様子を話してくださることがあり、学校での様子をより詳しく聞けたりします。さらに写真を撮らせてもらっておくと、帰ってから子どもと一緒に絵を見ながら話しができるのでオススメです。
まとめ
個人面談は希望者のみの時もありますが、先生と1対1でお話できる貴重な機会なのでできる限り出席しています。
でも先生の性格や方針によっては、話が続かないかもしれません。そんな時に備えて話題を考えておくと、短い面談時間を有効に使えます。
また子どもと「学校についてどう思うか」を話すきっかけにもできるため、面談のタイミングを利用してお子さんとゆっくり話をするのも良いですよ。
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