洗剤で落とせないシステムバス(ユニットバス)の床汚れ。毎日洗って拭きあげまでしているのに、風呂床の黒ずみ(茶色汚れ)がどんどん付いていきます。
さらにハイターや重曹、酸素系漂白剤(オキシクリーン)を試してもダメ、ネットで評判の強力な洗剤でも落ちない、と困っていました。
ところが一度諦めた「ウルトラハードクリーナー」をもう一度試したところ、スッキリキレイに落とせることが判明!水分を取ってたっぷり使うことがコツのようです。
この記事では、頑固な風呂床汚れにウルトラハードクリーナーを使った感想と落とし方のコツをご紹介します。
※掃除前の床写真も載せていますのでご了承ください。
わが家のお風呂掃除事情
約5年前に建売で購入したわが家、お風呂の床はタカラスタンダードのFRPフロアです。表面がザラザラとしており、滑りにくく水はけの良い床で快適でした。
*自宅購入の記事はこちら
毎日の入浴後は浴槽を洗い、床や壁も水で流してから水分を軽く拭きあげ。それでも、2年ほど経つと床は茶色汚れが目立つように。。

しかしFRP床は繊維強化プラスチック素材のため、激落ちくんといったメラミンスポンジは使えません。そこで他の汚れ落としに挑戦したものの、市販の洗剤やハイター、重曹、酸素系漂白剤(オキシクリーン)といった方法では落とせませんでした。
ウルトラハードクリーナーとは
落ちない汚れに困って見つけたのが、ネットの口コミで高評価だったリンレイの超強力洗剤シリーズ「ウルトラハードクリーナー バス用」でした。
基本的な使い方は、スプレーして流すだけ。場所や汚れによってこすったり、放置時間を長くする必要があるものの手軽に使えます。ただし必ず保護具(保護メガネ、ゴム手袋等)を着用してください。
使えるもの
浴そうおよび浴室内の床、壁、洗面台、鏡、ガラス、洗面器、イス、風呂ふた、シャワーカーテン等の洗浄
使えないもの
木製品、大理石等の天然石、アルミサッシ、真ちゅう製品、しっくい壁、照明器具本体
バス用には防カビ プラスもありますが、今回使用したものはバス用です。他にも「トイレ用」「油汚れ用」などあるので、用途に合わせて選んでみてください。
使ってみたけど効果なし?

これでキレイにするぞー!と張り切ったものの、なんと、汚れがほとんど落ちません。。
ブラシで頑張ってこすると薄くはなるものの、均一ではなくまばら。しかも狭い範囲で試したのに、すごく大変でした。これを風呂床全面でやるのは、効果に対してちょっとムダかなー、、と思うほど。一度あきらめて、そのまま見て見ぬふりで過ごしていました。
コツは水分を拭いてたっぷり使うこと!

風呂床の汚れを見て見ぬふりしてきたものの、汚れの酷さは増す一方。それに捨てるにもしても使い切った方が良いと思い、たっぷり使ってみることに。
すると・・・ガンコだった汚れがスッキリ落ちた!!
効果がなかった時との違いは2点、「たっぷり使った」「乾いた状態で使った」ことでした。
たっぷり使う
メーカーの使用量目安には「1m×1mあたり約12回噴射」「スプレーした後、スポンジ等でなで洗い」と書かれています。しかしガンコな汚れの場合、ムラになるかほとんど落ちません。

約5年も放置していたわが家の汚れでは、「一度の噴射で横に約10cm分移動させる」くらいたっぷり使ってようやく落とすことができました。大体2cm×10cmスプレーできるので、「1m×1mあたり約500回も噴射」することになります。
とはいえ汚れの程度や種類によると思うため、少な目から試して落ちなければ増やしてみてください。今回はスプレー1本で1坪バスの床面が掃除できました。
水分を取る

水滴があるとそこがムラになってしまったため、乾いた状態の方がキレイになりました。
メーカーの使用方法では、むしろ浴槽を洗う場合などは先に濡らすように書かれています。軽い汚れには水滴があっても十分効くのだと思いますが、ひどい汚れを落とす場合は水分を拭いてからスプレーがオススメです。
他のコツも試してみました

ラップの使用は場合による
よくあるやり方として、ラップでパックすると少量でムラなく洗剤がいきわたる方法があります。私も今回ラップと、使いまわしやすいクリアファイルで試してみました。
確かにきっちり洗剤がいきわたるのですが、汚れの落ち具合は洗剤の量によって左右されました。ガンコ汚れの場合はあまり関係がなかった結果に。

ただ縦向きである壁面や、フラットではない排水口などに使う場合は液だれしにくく効果的です。
放置時間は3~5分で十分
スプレー後の放置時間も、使用方法の通りに2~3分、長くても5分で十分でした。
試しに10分、20分、30分まで置いてみましたが、汚れ落ちの差はやはり洗剤の量次第。むしろ乾いてくると逆効果になってしまうため、様子を見つつ3分程度でこすり洗いをして流してOKです。
専用ブラシが便利
ブラシはアズマ工業のお風呂床用ブラシが、細かいデコボコにフィットし広い面でこすれるのでラクでした!
ちょっと高いので迷っていましたが、買って良かった商品です。玄関用も買い、こちらも使いやすく満足しています。柄はいくつかタイプがありますが、私は伸縮柄のヘッド可動タイプにしました。
ガンコな汚れはプロに任せるのもアリ
風呂床のガンコ汚れも自分で掃除できた!のですが、結構大変でした。まず一度にスプレーできる範囲が狭く(せいぜい30cm四方くらい)、流した後は次の作業部分を拭いて水分除去。
排水口や棚などは数日に分けて少しずつ作業をし、トータルで結構な時間がかかっています。次は汚れが軽いうちに掃除すれば効率よくできそうですが、それでも時間はかかるなぁと感じました。
長年放置してしまったガンコ汚れの場合、最初の大変な掃除はプロにお任せして、その後の掃除に気を遣うのもアリだと思います。

まとめ*洗剤はたっぷり使ってスッキリ落とす!
長年放置したガンコ汚れも、市販の洗剤「ウルトラハードクリーナー」で落とすことができました!
床の細かいデコボコも復活、こんなに汚れていたのか、と手触りでも実感するほどキレイになります。手間はかかりましたが、お風呂に入るたびに掃除してよかった~と嬉しくなっています。
他の方法では落とせずに諦めていた汚れにも、コツを元にぜひ挑戦してみてください。