2023年テーブルマークこども大会(中国大会 in 岡山)へ行ってきました!
この記事はこども大会当日の様子や感想をレポとして書いた【当日編】です。
最新2024年の【準備編】はこちらの記事をどうぞ
2024年の中国大会は台風のため中止になってしまいました。
*詳細は開催年度や会場によって異なります。また、大会についての不明点は主催者さまへご確認ください*
入場・受付(9:00-10:00)
今回参加するブロック対局(Aコース)の受付開始時間は午前9時。開場である「岡山県総合グラウンドジップアリーナ岡山」へは15分前に到着しました。10分前になると入場列を作るよう誘導され並びます。
受付では参加証のバーコードを読み取るので、参加するお子さんが手に持って準備しておくようアナウンスがありました。受付時にはクイズラリーの参加用紙やパンフレット、テーブルマークからのお土産などを頂けます、エコバッグがあると便利ですよ。
指導対局の抽選券がもらえるのもこのタイミング。いつ開けても良いのですが、ブロック対局が始まると忙しくなってしまうのですぐに開けました。わが家は残念ながらはずれてしまったものの、その分自由対局を頑張ろうね!ということにしました。
また、お楽しみ抽選会の応募BOXがあるので投函しておきました。応募用紙は送られてきた封筒の中に入っていたものです。応募の締め切りは13:40ごろまでですが、遅く応募する理由もないので受付時に投函しておくと忘れずに済みます。
解説棋士と女流棋士との記念撮影
受付をしてから振り返ると、解説棋士と利き手・読み上げ女流棋士との記念写真撮影が出来るコーナーが設けられていました!少し並びましたが、割と早く順番が来ます。
今回の中国大会の解説棋士は久保利明九段、利き手は北村桂香女流二段、読み上げは伊藤明日香女流初段のお三方でした。私は思わず緊張してしまったのですが、撮影時には子どもに声をかけて下さったりととても気さくに対応してくださいました。
座席の確保
私たちは記念撮影の後に席の確保をしたのですが、受付後すぐの方が良かったな、と思います。というのもここで確保した席はその後もずっと使用できるので、プロ公式戦の観覧場所になるんですね。。
ステージ正面の一番良いブロックは抽選で当たった方しか座れませんが、その周りは子ども大会参加者でも利用できます。エコバッグなど、わが家のだと分かりやすい荷物を置いておくとお子さんから見たときの目印にもなりますよ。(実際、うちの子は場所がなかなか覚えられないようでした)
対局席の確認
対局席の確認をしてください、というアナウンスがあったので対局場へ向かいます。受付後の行動やアナウンスは会場によって前後すると思いますが、観覧席の確保をしてから向かっても十分でしょう。
ここでは受付で発行された対局場所の紙が必要になります。スタッフさんと対局席を確認後、その用紙を将棋盤に挟むことで確認済みとされていました。
指導対局コーナー
指導対局コーナーでは、当日の抽選で当たった方を対象に12:00から指導対局が行われます。入場直後の時間帯では、チェスクロックの使い方を練習させてもらえました。
息子はアナログの対局時計しか使ったことがなく、良い機会なので練習させてもららうことに。教えてくださるのは奨励会3段の方々でした。
テーブルマーク(クイズラリー)ブース
その後はクイズラリーブースへ。テーブルマークにまつわるクイズに答えると、全問正解者の中からプレゼントが当たるチャンス!クイズは展示パネルを見るとすぐにわかる簡単なものなので、お子さんでも楽しく参加できます。
参加方法は、受付でももらったクイズラリー用紙に記入し箱に入れるだけ。チャンスは2回ありますので、番号が書かれた控えを忘れずに切り取っておきましょう。
大会オリジナルグッズ販売コーナー
ここまでで30分、あとは物販ブースや展示を見たりして過ごしました。グッズの販売時間はJTプロ公式戦終了(17:10ごろ)までなので余裕はありますが、人気の商品は午後には売り切れていたので早めに購入しておくと安心です。
ちなみに岡山大会で人気だったのは、出場12棋士名入りオリジナル扇子(2,970円)でした。わが家は大会オリジナルクリアファイル(440円)を購入。他には出場12棋士名入りオリジナルてぬぐい(1,650円)と、大会オリジナルスマホスタンド(2,200円)が販売されていました。
子どもは対局席へ
子どもは開会式までに対局席へ座っておきます。実はこのことを知らず、5分前にふと「あれ?観客席に子どもが少ないな?」と気が付きました。。危なかった。つまり、ブロック対局に参加する子は対局する席で開会式を聞く、ということになります。
保護者は対局スペースへは入れませんが、周りから見ることは出来ます。対局時間になると多くの保護者が子どもの対局している近くから見ていました。もちろん観客席で座って待つことも可能です。
開会式はステージで行われます。その流れのままブロック対局に向けたルールやマナーの説明があり、対局開始になりました。
Aコースブロック対局(10:20-40,10:55-11:15,11:30-11:50)
対局は一斉にスタート、静かな空間でパチパチと駒を打つ音が大きく響きます。3勝してトーナメントへ進めたらいいな、という気持ちはもちろんありますが、低学年とはいえ段位者もいる状況。せめて初戦は勝てますように、と見守っていました。
勝敗が決まれば手を挙げてスタッフを呼び、勝てば「赤の王将」、負けると「黒の角行」スタンプをそれぞれ参加証へ押してもらいます。その後は二人そろって対局ブース内の受付へ。そこで次の対局席を指定されてから休憩に入ります。対局の間は15分の休憩時間が確保されているので、対局が長くなっても焦らなくて大丈夫ですよ。
息子は一局目は勝って王将スタンプをもらい、嬉しそうにしていました。しかし二局目は残念ながら角行スタンプ。でも、その分自由対局で消しゴムをたくさんもらおう!と気持ちを切り替えます。そして最後の三局目は早めに勝利し、ブロック対局を終えました。
詰将棋クイズ(1回目10:55 2回目12:15)
詰将棋クイズは、ブロック対局の二局目スタートと同時刻にステージで開催されます。カンタンな問題から少しずつ難しい問題が出題され、1問につき手をあげた2~3名が当てられるようでした。ステージ上に上がって駒を動かして答える形式なので、当たった瞬間に答えてしまわないようにしましょう。
子どもの大半はブロック対局中なこともあり、付き添いの保護者が遠慮せずに参加してくださいね、というスタイルでした。前半のカンタンな問題はママさん(女性)に当てますよ~、とおっしゃられていたので、分かった場合は早めに手をあげてみてください。後半はパパさん(男性)や、ブロック対局を早めに終えた子どもたちも当ててもらえます。
昼食(いつでもOK、実質11:50-12:00)
今回の中国大会では食事が出来る場所として、1階ロビー、2階ロビー、会場2階席(後方のみ)が指定されていました。別会場では食事をとる部屋が別に用意されていたそうなので、この点は会場によって異なると思われます。
タイムテーブルに昼食休憩はなく、自由対局に最初から参加しようと思うと10分しかありません。今回、息子は3局目が早く終わり20分以上時間が出来たので、どうにかおにぎりを食べることが出来ました。これはトーナメント戦へ進む場合も同様に時間がないので、inゼリーなど素早く補給できる食事も用意しておくことをオススメします。
ただトーナメント戦とは異なり、自由対局は時間内いつでも参加が可能です。わが家は将棋消しゴムを手に入れるために急ぎましたが、ゆっくり食べて途中参加のお子さんもたくさんおられましたよ。
また、この時間に振り駒抽選券が配布されていました。何度もアナウンスされていましたが、会場入り口から離れて食事をする場合は聞き逃す可能性もあるためご注意ください。
Bコース自由対局(12:00-13:10)
自由対局では、対局した回数と勝った回数に応じて「将棋駒型消しゴム」がもらえるので、みんなすごい回転率でどんどん対局をしていきます。学年や将棋の強さと関係なくマッチングするため、実力差が大きくどうしても勝てないこともあり「とにかくたくさん対局をする」のがコツ。それでも時間は足りないので「フルコンプは難しい」という心構えを持っておくとガッカリせずに済みます。
注意点としては忘れ物をしやすいことです。対局ごとに移動する&みんな急いでるので、水筒を忘れて名前を呼ばれる子もチラホラ。うちの子はペットボトルを忘れたまま移動してしまったので、私がスタッフさんに声をかけて受け取りました。
一番悲しいのは、せっかく手に入れた将棋消しゴムをうっかり忘れてしまうこと。置いたままにしてしまうと誰のだったか分からなくなり、参加証には受け取り済みの印がついているのでもう貰えないのです。。この点をスタッフさんがしきりに注意喚起されていましたが、一生懸命だとうっかり忘れてしまいますよね。そのため、子どもには小まめに保護者へ渡すよう伝えるのが無難です。
あっという間の自由対局、息子は8戦し6勝できたので、王将以外の消しゴムをゲットできました。さらにリピーター特典のハガキがあれば好きな駒が一つもらえるので、迷いなく王将を選択。これで一応(歩兵はト金ですが)コンプリート!
時間がギリギリすぎて金に印はないですが、6勝し受け取りました。
リピーター特典受け取り
リピーター特典は12時以降、受付にて交換してもらえます。タイミングとしては自由対局後が、もらえなかった消しゴムを選べるのでちょうど良いと感じました。わが家は初参加でしたが、将棋ウォーズで行われた冬のオンライン大会に参加していたのでハガキが届きました。オンライン対局は感染予防のためだったそうですが、自宅から気軽に参加できて良かったのでぜひまた開催してほしいイベントです。
対局棋士挨拶など(13:15~)
ステージにて、対局棋士挨拶、トークショー、振り駒抽選、お楽しみ抽選会、クイズラリー発表が行われました。
今年の岡山大会の対局棋士は菅井竜也八段と斎藤慎太郎八段です。パンフレットにも載っていましたが、実はこのお二人過去の中国大会でそれぞれ決勝ステージに進出されています。菅井八段は2003年高学年の部、斎藤八段は2002年低学年の部だったそう。お二人にとっても思い入れのある大会だとお話してくださいました。
また、解説の久保九段は、現在女流棋士となった娘さんとイベントに参加されたエピソードを話されていました。まさか保護者側にプロ棋士がいるとは思わないので、居合わせた方にとても驚かれたそうです。
クイズラリー発表では、ギフト券やたこ焼きクッションなど豪華景品が当たるチャンス。1回目がステージ上で行われ、2回目が終了後ブースに掲示されます。また、オリジナル扇子の当たるお楽しみ抽選会の発表も一緒に行われます。わが家はどちらも当てることが出来ませんでしたが、すぐ近くのご家族に大きなお好み焼きクッションが当たるなどとても盛り上がるイベントでした。
こども大会決勝戦
こども大会決勝戦はステージで行われます。袴を着て、司会の方からの質問に答えたり意気込みを語ったりする、憧れの舞台。緊張していると話していましたが、しっかりと対局をやり切りとても立派な姿を見せてくれました。
一方息子はこの時点で疲れがピークに。。朝早く出発し、ずっと対局をしていたのでよく頑張ったね、もう帰ろうか、と声をかけたのですがそれは拒否され。結局、飲食OKの2階席後方でお菓子を食べながら、ぼんやり会場を眺めていました。2階席はゆっくりくつろげる上にステージの進行具合が分かるので、休憩するにはちょうど良かったです。
JTプロ公式戦
プロ公式戦になると、全体の明かりが暗くなり会場の雰囲気が一気に変わります。とても静かで真剣な場であることが伝わってきました。プロ公式戦は考慮時間があるものの、持ち時間10分の早指しです。すぐに変わる局面を見ながら大盤解説もしてくださるので、将棋に詳しくなくても楽しく観戦できました。
ただわが家の失敗だったのが、大盤の一部が見切れてしまう席にしてしまったこと。私はどうにか推測して楽しめたものの、疲れ果てた息子は流れが分からず、ボーっとステージを眺めていました。それでも観られたことが嬉しいようでしたが、来年は大盤が見えやすい席を確保したいと思います。
勝利者&封じ手予想クイズ
プロ公式戦は途中で休憩時間が入り、封じ手をします。その手が何なのかと、勝利者を予想するクイズが開催されます。封じ手は4択の中から選んで答えるので、将棋が分からない方でも大丈夫ですよ。休憩が終わるまでに回収スタッフさんへ渡せばOK。
プロ公式戦の様子はabemaTVで生中継される他に、YouTubeのJT公式チャンネルでも公開されています。
リンク先は今回の中国大会ですが、過去の大会の動画も視聴できます!他にもインタビュー動画などもありますので、ぜひご覧になってみてください。
勝利棋士によるお見送り
プロ公式戦の対局が終了すると、表彰式や挨拶が行われイベントが終了します。どのタイミングで帰っても良いのですが、終了後には「クイズラリー2回目の結果確認」と「勝利棋士によるお見送り」というイベントがあります。
クイズラリーの結果はテーブルマークブースへ掲示されているので、各自確認をします。勝利棋士によるお見送りは、列が出来るので並びましょう。(急いでいる場合はお見送り無しで帰ることも可能です。)
お見送りは勝利棋士の方が出口付近のスペースに立っており、参加者は立ち止まらずに挨拶をしたり手を振って帰ります。写真撮影はOKですが止まれないので、子どもには「お母さんは後ろから写真を撮るから、止まらず歩くんだよ」と説明をしておきました。
今回の勝利棋士は、開催地岡山市出身の菅井八段。息子が手を振ると笑顔で手を振り返してくださり、ロビーに出てから「手を振ってくれた!」と大喜び。ありがとうございました。
並んだ時間は5分もかかりませんでしたが、ロビーに出た時点で17:40。丸一日将棋!という、とても楽しく有難いイベントでした。またしっかりテーブルマークの冷凍うどん(わが家のお気に入り)を食べて、来年も参加したいと思います!
入場後の動きまとめ
- 受付開始時刻よりも早めに到着し並ぶ
- 受付後はまず席の確保
- 対局席の確認
~以下はお好きな順番で開会式までに~
- 解説の棋士・女流棋士との写真撮影
- テーブルマークのクイズラリー
- 対局時計の練習
- グッズが欲しい場合は早めに購入
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