【2024年】テーブルマークこども大会*概要と将棋イベントへ参加する準備や必要なもの

子どものこと

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今年も、全国11会場で「テーブルマークこども大会」が開催されます!

テーブルマークこども大会とは、全国11会場で開催される小学生対象の将棋大会・イベントです。また将棋日本シリーズJTプロ公式戦も行われるので、プロ棋士の対局を観戦できる貴重な機会でもあります。

大会ホームページ

気軽に参加できる一方でタイムテーブルがシビアなイベント、事前の準備と心構えは必須です。この記事では、そんなこども大会の概要と前日までの準備についてまとめました。

*本記事は2023年の【準備編】と中国大会(in 岡山)の参加経験をベースに、2024年版へ加筆修正した記事です。使用している写真や画像は2023年のものです*

2023年の中国大会へ参加した様子【当日編】はこちら

2024年の中国大会は台風のため中止になってしまいました。

*詳細は開催年度や会場によって異なります。また、大会についての不明点は主催者さまへご確認ください*

2024年テーブルマークこども大会申し込み

事前の申し込みが必須

テーブルマークこども大会に参加できる対象・条件は「将棋が指せる小学生以下」であること。参加費は無料ですが、事前の申し込みが必要です。2024年度の場合、申し込み期間は各会場の開催日から約2ヵ月(8~9週)前に始まり、3週間前までが締め切りとなっています。

今年の申し込みは先着制になっており、状況によっては期間内でも締め切られる可能性があるようでした。また過去には抽選制だった年もあり、年度によって詳細は異なります。

さらに各ブロックの会場は年によって変わるので、今年が遠方でも翌年には近い会場になることも。例えば中国大会の会場では、広島市と岡山市で交互に行われています。詳細は必ず大会ホームページにてご確認くださいね。

大会ホームページ

複数会場申し込みもOK!

参加できる会場に制限はなく、また複数会場へ申し込み参加することもOK!

実際に昨年参加した中国大会でも、東海地方からこられている方や、四国や大阪大会へ遠征する話をしている家族もおられました。それぞれ参加したい大会の期間内に申し込む必要がありますので、日程は要チェックですね。

ただし、他地区大会でのベスト4に進出している場合はブロック対局(Aコース)に参加できないという条件があります。2会場制覇、などは出来ませんので注意が必要です。

JTプロ公式戦も観戦できる

子ども大会の参加者・同伴者は、こども大会後のJTプロ公式戦もそのまま観戦することができます

参加者(子ども)1名につき同伴者は2名まで、参加する子どもが2名であれば同伴者も4名まで入場可能です。また参加者以外の監護が必要な小学生以下の子どもは、同伴者の人数に含まれず入場できます。

2024年度の「JTプロ公式戦」会場観戦は、「全席指定・事前申込・抽選制」となりました。そのためこども大会参加者・同伴者は自由席エリア内の好きな座席に座ることができますが、JTプロ公式戦来場者用観戦席(指定席エリア)を使用することはできません。

過去に参加していれば案内ハガキが届く

過去3年間に大会へ申し込んだ方には、大会の案内ハガキが届きます。タイミングとしては大会案内が始まって数日後でした。このハガキはリピーター特典として「好きな将棋駒型消しゴム」がもらえる引換券になっています。自由対局終了後、手に入らなかった消しゴムをゲットできるチャンスなので、忘れないように持参してくださね。

申し込み後

申し込み後は大会開催前2週間前より順次、参加証と詳しい案内が郵送にて送られてきます。昨年のわが家の場合は5日前に封筒が届きました。この中に参加証と、当日のタイムテーブルや会場レイアウト、会場案内図などが書かれた案内状が入っています。これらは当日も持って行くので、しっかり読んでから保管しておいてください。

ブロック対局と自由対局とは

ブロック対局+自由対局(Aコース)か、自由対局のみ(Bコース)のどちらかへ申し込みます。

ブロック対局

ブロック対局は低学年部門(小学3年生以下、未就学児含む)と高学年部門(小学4~6年生)に分かれ行われます。参加者は3回対局をし、3回全て勝つとトーナメント戦へ進めます。

一対局の時間は20分、最初はチェスクロック(対局時計)を使いません。15分経過した時点で勝敗が決まっていない場合、チェスクロックが置かれ1~3分程度の持ち時間制。時間切れになると負けとなります。

トーナメント戦では持ち時間10分、始めからチェスクロックを使用し時間切れ負けのシステムです。そして上位4名から代表を決める代表者決定戦は、審判立ち合いのもと厳格に行われます。自由対局と同じ時間帯に行われるのですが、多くの大人の立ち合いもありそこだけ空気が違っていました。

トーナメント戦を勝ち抜いた2名による決勝戦は、それぞれの部門ごとに舞台上でプロの対局と同じ環境で行われます。和装に着替えて読み上げも行われ、横では解説もされる中での対局なんですよ。持ち時間なしの30秒未満という早指しなので展開が早く、観客視点でもドキドキしてしまうくらい本格的な状況で行われます。

自由対局

時間内であれば自由に、誰とでも何度でも対局を行えます。この自由対局では対局数や勝った回数に応じて「将棋駒型消しゴム」がもらえるので、子どもたちはたくさん集めようとどんどん対局をしていました。

ただし自由対局は無差別級。対局相手はスペース内のスタッフさんがマッチングしてくれますが、学年や将棋歴は考慮されません。終わり頃になると「大きい人ばかりで勝てない」と泣き出してしまう低学年くらいの子も。。

負けてしまっても対局数に応じてもらえる消しゴムがあるので、将棋を始めたばかりのお子さんは勝つことより「いろんな人と対局する」ことを目標にすると良いと思います。

事前準備と心構え

届いたカードへ氏名記入

案内状に詳しく書かれていますが、まずは届いた参加証に間違いがないか確認し、氏名を記入しましょう。表面は、氏名は印刷されていたのでふりがな、学校名、学年を記入。裏面は氏名を記入する欄があります。

昨年私は裏面を見落としており、うっかり未記入で受付をしましたが、、何も言われませんでした。ただ対局中に取り違えてはいけないので、会場で頂いたクイズラリー用の鉛筆ですぐに記入しました。

エコバッグの準備

テーブルマークこども大会では、受付時にお土産などを頂けます。会場ではグッズ販売や景品がもらえるお楽しみ抽選会などもあるため、サブバッグとしてエコバッグなどがあると便利でした。

またこのバッグは座席の確保にも役立ちます。珍しい柄や目立つ色、一目でわが家のだと分かるバッグであればお子さんから見たときの目印にもなりますよ。

タイムスケジュールを確認

案内状の中に当日のタイムスケジュールが入っているので、時間をしっかりと確認しておきます。昨年の中国大会は以下の予定で行われました、年度や会場によって異なる可能性はありますが、参考にしてみてください。

ちなみに終了予定時刻は17:15とありますが、実際は17:40くらいになりました。

昼食は素早く食べられる簡単なものを用意

ブロック対局へ参加する場合、自由対局との間の休憩時間は10分しかありません。将棋消しゴムをたくさんゲットしたい場合の自由対局攻略法としては、いかに時間内にたくさん対局が出来るか、が重要です。そのため子どもでも早く食べられる昼食を準備しておくと良いでしょう。

inゼリー

素早く摂取できて時間節約の強い味方、疲れた頭に嬉しいブドウ糖タイプもあります。会場によっては食事スペースが離れている場合もありますが、これならサッと補給可能。常温で持ち歩けて日持ちするので、とりあえずで持っておけるのが便利です。

パンやおにぎり

パンやおにぎりはお弁当よりも場所を選ばず早めに食べられるので、昼食として準備しておくのにピッタリ。賞味期限的におにぎりは当日朝に購入、パンだと前日など事前に購入できます。わが家はおにぎりとinゼリーを併用しました。

シリアルバー

シリアルバーは腹持ちが良く、持ち運びやすい(軽くて壊れにくい)、賞味期限が長い(製造より1年前後)ので空腹対策に持って行きます。スリムで荷物の隙間にスポッと入るのも嬉しいポイント。

わが家は味のバリエーションや美味しさ・値段の安さで、いつもソイジョイを買っています。

お菓子

糖分補給に最適で匂いも少なく、口の中ですぐに溶けるラムネがオススメです!

他には好きなお菓子を持って行けば良いのですが、匂いが強い(グミ)、暑いと溶ける(チョコ)、壊れやすい(ポテトチップス)ものを避けました。これらを持って行きたい場合は、匂いが強くないグミや暑さに強い焼きチョコ系、箱に入ったポテト菓子が良いでしょう。わが家はラムネに加え、飴代わりの金平糖、ビスコ、塩味としてじゃがりこを持参しました。

会場によっては近くにコンビニ、移動販売、カフェスペース等あることも。自由対局はほどほどに楽しむというスタンスであれば、焦らずゆっくりと休憩をとってください。

子どもに全てのイベント参加は難しいことを説明する

封じ手クイズや試食はブロック対局中に行われる為、お子さんの参加は難しいスケジュールです。指導対局は抽選ですし、トーナメント戦へ進めた場合は指導対局とブロック対局の時間が被ります。

子どもは案内チラシを見て、あれもこれも出来る!と期待してしまいがちです。お子さんには事前に「全てのイベント参加は難しい」ことを説明しておくことで、ガッカリしてしまう状況を避けられると思います。

わが家の場合は「ブロック対局」への参加がメイン、トーナメントに出られなければ「自由対局で将棋消しゴムゲット」を今回の目的とし、他は「出来ればラッキー」という心構えで臨みました。

オススメな入場後の動きまとめ

ブロック対局から参加する場合、一番時間に余裕があるのは入場後9:00から10:00までです。過ごし方は自由ですが、その後は余裕がなくなってしまうため、攻略ポイント的にオススメをまとめてみました。参考にしてみてください。

  1. 受付開始時刻よりも早めに到着し並ぶ
  2. 受付後はまず席の確保
  3. 対局席の確認へ行く

~以下はお好きな順番で開会式までに~

  • 解説の棋士・女流棋士との写真撮影
  • テーブルマークのクイズラリー
  • 対局時計の練習
  • グッズが欲しい場合は早めに購入

2023年の中国大会へ参加した様子【当日編】はこちら


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