2024年8月31日はテーブルマークこども大会の中国大会 in 広島!だったのですが、台風のため中止になってしまいました。。
残念ですがめったにないことでもあるため、中止にいたるまでの状況やいつ中止の連絡が来たか、JTプロ公式戦(将棋日本シリーズ)はどうなったの?などを記録しておこうと思います。
最新2024年の【準備編】はこちらの記事をどうぞ
2023年の中国大会へ参加した様子【当日編】はこちら
大会概要
JTプロ公式戦(将棋日本シリーズ)中国大会・テーブルマークこども大会
- 日時:2024年8月31日
- 会場:広島サンプラザホール
- 二回戦第二局:渡辺明 九段と豊島将之 九段の対局
大会の案内状は2~3週間前に届き、今年の詳細情報はQRコードで読み取る方式でした。
中止に至るまでの台風の状況
大会中止の原因となった「台風10号(サンサン)」は、進路が定まらないため予報円が大きく、また速度が遅いことが特徴でした。
発生当初の予報は、四国か紀伊半島に上陸して東へ進む・(会場である広島市には)火~水曜日ごろ影響があるというもの。そのため「当日である土曜日には台風が過ぎていて、影響がないだろう」と思っていました。
しかし台風は日ごとにどんどん西へズレていき、予報円の日にちも遅くなっていきます。最終的には九州の鹿児島県から上陸、北へ進み長崎を通り、金~土曜日に影響があることは確実になっていきました。
中止の公式発表は2日前の14時
イベント開催についての最初のアナウンスは、大会3日前の水曜日にありました。
8月31日(土)に開催予定の二回戦第二局(中国大会)について、
台風10号の接近に伴う開催可否を明日(8月29日)14時頃、
公式WEBサイトでの掲載ならびに参加予定の皆さまにメールにてご連絡する予定です。来場予定の皆さまにはご迷惑をおかけしますが、ご理解くださいますようお願いいたします。
そして最終的に、2日前の14時に中止が発表されることに。
台風10号の影響に伴い8月31日(土)に開催を予定しておりました中国大会は、ご来場の皆様の安全を考慮し、やむなく中止とさせていただきます。
現地でのご観戦を予定されていた皆さまには大変ご迷惑をおかけしますが、何卒ご理解を賜りますようお願いいたします。なお、JTプロ公式戦は無観客対局として実施しますので、ABEMAの生中継や大会ホームページの棋譜中継をお楽しみください。
とても残念ですが参加者はもちろん、スタッフなど関わる人が多い分、安全を考えると仕方のない決定です。
JTプロ公式戦は無観客試合で中継
こども大会は中止ですが、JTプロ公式戦(将棋日本シリーズ)会場ステージにて無観客で開催&ABEMAにて中継が行われました。二回戦第二局は渡辺明 九段と豊島将之 九段の対局、大盤解説:山崎隆之 八段、聞き手:村田智穂 女流二段、読み上げ:大島綾華 女流二段でした。
てっきり関西や関東の将棋会館など、別会場で対局するのかと思いきや現地での開催です。他の会場での対局者と条件が違いすぎると、不公平になるからでしょうか?そのため今回の対局者である渡辺さんは予定よりも1日早く現地入りされたそう。
わが家は「将棋の渡辺くん」の愛読者なので、お会いできるのをとても楽しみにしていました。。
中継の様子
当日の中継は、他の日程と同じようにステージが組まれ大盤解説もありました。ただし振り駒は読み上げの女流棋士が行い、いつもなら途中で登場するコシノツヨシくんはお休みです。
こども大会は延期ではなく中止
その後の試合に影響があるプロ公式戦とは異なるこども大会は、代替イベントや延期ではなく中止に。優勝を狙える実力の子や、今回の大会が参加できる最後だった6年生にとっては特に心残りだったと思います。
ただこの時点で、まだ申し込みが間に合う大阪、東海、関東へ遠征に切り替えることも可能でした。実力のある熱心な子ほど複数会場へ申し込んでいたりするので、他会場で実力が発揮できるよう祈っています。
その後の台風
実は金曜日の朝になって台風の勢力は弱まり、暴風域が消えました。ただし雨の影響が広範囲にあり、広島県内でも在来線や路線バスは運休に。もし開催予定であった場合、遠方から前泊する参加者や、スタッフの移動が難しかったのではないでしょうか。
当日である土曜日は時々雨が降るくらいで天候も回復、電車の運休も一部区間のみでした。とはいえ、無観客での開催で最小限のスタッフだからこそ安全に中継ができたのだと思います。
まとめ
台風のため急遽中止になってしまった、テーブルマークこども大会の中国大会 in 広島。中止はとても残念ではありましたが、ABEMAからの中継で無観客開催を行ってくださり自宅から楽しむことができました。
今回と同様に台風による中止は、2006年の福岡会場以来のようです。めったにあることではありませんが、今後同じような状況になった際の参考になることがあるかも?と考え経緯をまとめました。来年は無事に開催できるといいなと思います。
追記
中止になった大会から2週間が過ぎたころ、日本将棋連盟から封筒が届きました!
中身はパンフレットなど、来場記念品の一部。写真以外にも、コシノツヨシくんシールなどが入っていました。対局者のカードは気になっていたし、パンフレットは読みたかったので送付して下さりすごく嬉しかったです。ありがとうございます!
なにより、日本将棋連盟の封筒でなんとなくかっこいい。裏面には発送元として、将棋日本シリーズ事務局の連絡先も印刷されていました。これからもテーブルマークの商品を買って応援しつつ、来年の開催を楽しみにしたいと思います。