『ぼくは王さま』シリーズは物語系の読書が苦手な子にもオススメ!低学年~中学年向け児童書

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物語系の読書が苦手な子が大好きになった本

うちの子は文字を読むのが好きで、一人でも本をよく読むタイプです。ただ好きなのは図鑑や解説系、物語はすすめてもほとんど読みませんでした。

男の子に多い傾向らしくあまり気にしていなかったものの、小学校に入ったら読解の問題で困らないかな?と気になっていました。

結論から言えば読解力と好みは別なようで困りはしなかったのですが、ゆるくオススメしてみたところすっかりハマった本が、この「ぼくは王さま」シリーズ

私が子どもの頃に大好きだった本で、実家に残っていた2冊を持ってきたのがきっかけでした。

ぼくは王さまシリーズ

作者は寺村輝夫さん。60年以上愛されているベストセラーなので、読んだことのある方も多いのではないでしょうか。2年生の国語の教科書(光村図書)には「王さまでかけましょう」が載っています。

不思議でコミカルな楽しいお話

王さまシリーズは「ある国のある王さま」が主人公のお話です。

子どもっぽくてわがままなのに、憎めない性格。王さまの嘘がきっかけで大変なことになったり。不思議でコミカルな楽しいお話なので、読みながら何度も笑っていました。

何年生向け?対象年齢は低学年・中学年

フォア文庫では、ほとんどのお話で対象年齢が「小学校低学年・中学年」と分類されています。小学2年生の教科書に採用されているので、1・2年生であれば一人で読むことができると言えます。

しかし中には「魔法使いのチョモチョモ」のように「小学校中学年・高学年」と分類されているお話も。チョモチョモは長編作品で、シリーズ内で最も文字数が多いお話です。そのため対象年齢が高く設定されている、と考えられます。

とはいえ対象年齢はあくまで目安、お子さんが読みたいようであれば対象年齢よりも早めに挑戦してみてはいかがでしょうか。息子は1年生の終わりに「チョモチョモ」を読みましたが、低学年でも十分楽しめる内容でした。

ただし対象年齢より早く読む場合は「まだ知らない言葉」が多い段階のため、わが家では「意味の分からない言葉は聞いてね」と声をかけるようにしています。

王さまシリーズのおすすめポイント

シリーズのどこからでも読める短編形式

一つのお話は短く独立しており、そのお話だけを読んでも楽しめる短編形式。短いお話だと4ページなので、読書が苦手なお子さんでも挑戦しやすい児童書です。

前のお話を忘れてしまっていても大丈夫、好きなお話から気楽に読み始められます

挿絵は少なめでイラストはシンプル

出版社やお話にもよりますが、挿絵のないページが続くこともあります。同じく低学年に人気の「かいけつゾロリ」と比べると、より「文庫本」に近い印象を受けました。

そして和歌山静子さんのイラストはシンプル。でもこれが、子どもでも真似をして描きやすい!と好評です。

イラストの多い絵本版もオススメ

王さまの絵やお話は大好き!でも文字の多さがちょっと難しいな、というお子さんには絵本版がオススメですよ。

絵本版からのステップアップで文庫版デビューする作戦もあったなぁと、今になって思います。

同じ作者のこちらも大人気ロングセラー

こまったさん・わかったさん

こちらは私が小学生当時、女の子に大人気だった本です。同じ寺村輝夫さんが作者だったんですね、王さまシリーズを検索した時に初めて知りました。料理やお菓子作りを絡めた物語で、作中に必ずレシピも登場するのがポイント。作り方をイメージしながらわくわくする仕掛けがいっぱいあるんです。

主人公が女性ということもあり女の子人気が高い本ですが、息子も面白いと読んでいるので男女問わずオススメできます。

かいぞくポケット

こちらも上記シリーズ同様、大人気の児童書。どちらかと言えば男の子に人気があるようで、息子もハマって少しずつ読み進めています。

かいぞくポケットシリーズは1冊で1つのお話ですが、前回出ていた宝物が描かれるなどゆるく繋がっているので、順番に読むとより楽しめるお話です。

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